マジェスティ125FI 鍵壊れた イモビライザー解除

 

台湾ヤマハ マジェスティ125FI は2007年に販売が終了したバイクですが、鍵に関しては悲運のバイクです。第1にイモビライザーキーのキーヘッドがプラスチック製で、割れやすいという事です。キーヘッドのプラスチックが割れると中に入っているイモビライザーチップが落ちてしまいエンジンが掛からなくなります。このマジェスティ125FIのキーヘッドが割れる原因としては、メインキーシリンダーのシートロックワイヤー連結部分の奥側の構造が油切れすると動作が非常に固くなり易いという事があります。この状態でシートを開けるために無理に鍵を捻るとキーヘッドに負担が掛かりキーヘッドが割れて鍵がバラバラになり、イモビチップが無くなってしまいエンジンが掛からなくなります。また、キーヘッドの溶着部分の強度も低いようで、新品のキーセットに交換した新しい鍵でも簡単に鍵が分割してイモビチップが無くなることも多いようです。第2は他のイモビライザー搭載車とは異なり、このヤマハ マジェスティ125FIはヤマハ純正キーでスペアキーが作成できない仕様になっています。鍵を無くした場合、純正部品で鍵を作成しようとすると、キーシリンダーとECUセットで交換が必要になります。第3にマジェスティ125FIは鍵が短く、鍵が摩耗すると鍵の配列によってはONの状態で鍵が抜け落ちて走行中に鍵が無くなってしまう事が多い事です。当社ではマジェスティ125FIのイモビライザーキーの紛失作成はこれまで300台程作業しており、以前は毎日のように相談の電話をいただいていました。現在は125ccのビッグスクーターは他にも魅力的な車種がありますので、流石にお問い合わせは少なくなりましたが、まだまだ熱狂的なユーザーもいるようで相談はなくなっていません。先日、バイク屋さんからマジェスティ125FI 5台分のイモビライザキー紛失作成をご依頼いただきました。

ちゃんと整備すればまだまだ現役で乗れる人気のバイクです。台湾ヤマハ マジェスティ125FIのスペアキー作成、鍵紛失作成、イモビチップ紛失等ご相談ください。

2022年03月26日